【確定申告書】郵送で確定申告する際の書き方作り方|後編

   

前回は「【青色申告決算書】郵送で確定申告する際の書き方作り方|前編」をお話しました。
後編は所得税の納付金額などを算出する「所得税の確定申告書の作り方」です。

 

平成29年分の確定申告の受付は2月16日~3月15日まで。
(還付申告なら2/15以前でも行えます)

 

どたんばになって

「やばい、まだやってない、どうしよう、、、」

こうならないためにも、確定申告は早めに済ませるのが一番。

今回もバックオフィスのみずきが引き続き、確定申告を済ませた体験談をお話します。
ぜひあなたの確定申告の参考にしてくださいね。

目次
1: 個人事業主が確定申告する流れ(前回のおさらい)
2: 所得税の確定申告書編 所得・所得控除等入力
 2-1: 収入金額等
 2-2: 所得から差し引かれる金額
 2-3: 税金の計算
 2-4: その他
3: 所得税の確定申告書編 住民税等入力/そのほか
 3-1: 住民税等入力
 3-2: 住所・氏名等入力
 3-3: 申告書等の印刷
4: 税務署へ送付するもの
5: まとめ

 

1: 個人事業主が確定申告する流れ(前回のおさらい)

会社に勤めていたときは会社が確定申告(年末調整)をやってくれますが、個人事業主になると自分で申告しなければいけません。

フランチャイズの王様は次の2種類の書類を作りました。

  • 青色申告決算書
  • 確定申告書

以前やったことがありますが、確定申告の書類を手書きで作るのは大変です。
そこで国税庁の「確定申告書等作成コーナー」https://www.keisan.nta.go.jp/h29/ta_top.htm#bsctrl
を使って確定申告書を作りました。

ここで作ったものを電子申告(e-Tax)、もしくは印刷して管轄の税務署へ提出します。

★e-Taxってなに?
e-Tax(国税電子申告・納税システム)とはインターネットを通じて確定申告などの手続きを電子的に行うものです。
利用するためにはマイナンバーカードの取得やカードを読み込む装置の準備、そして税務署への届出が必要になります。

 

 2: 所得税の確定申告書編 「所得・所得控除等入力」

前編は青色申告決算書を作って印刷するところまでお話しました。
後編はその続きから始めます。

 

一番下の、申告書の作成「所得税の確定申告書を作成する」を選びます。

 

もし保存したデータを読み込んで再開する場合は、最初のページから始めましょう。

作成再開を選び、保存したファイルを参照して[保存データ読込]で途中まで入力したデータを読み込みます。

 

前回まで入力したデータが読み込まれるとこのような画面が表示されます。
ここで所得税の確定申告書作成開始を選んで

 

提出方法や生年月日などを入力して進みます。

入力するときは実際の申告書と同じレイアウトの方がわかりやすいので「所得・所得控除等の入力フォームについて」にチェックをつけました。

 

「何これ、ぜんぶ入れるの?」と思われるかもしれません。

ここでは青色申告決算書(決算書・収支内訳書作成コーナー)で作成した金額が引き継がれて表示されているので、入力する項目はそんなにないんです。

画面があまりにも縦に長すぎるので、4つに分けてお話していきます。

 

2-1: 収入金額等

まずは収入金額から。

(ア)には青色申告決算書(決算書・収支内訳書作成コーナー)から引き継がれた金額が表示されていますが、実はまだ未完成です。
フランチャイズの王様は数件から源泉徴収税額を引かれているので、その内訳を入れる必要があります。

青字の事業を選ぶとさらに詳細を入力する画面へ進みます。
上の画像の青い矢印の先ですね。

ここで支払者や収入金額、源泉徴収税額などを入れていきます。

 

源泉徴収税額って?

報酬や給与の支払者(会社)が私たちに支払うとき、そこから所得税などの税金を引いて国へ納付する制度があります。この金額が源泉徴収税額です。

よくお給料から所得税や源泉徴収として引かれていた、あの金額ですね。
毎月引かれていたものが年末調整で戻ってきて、私は「ラッキー」と浮かれていました。

・1年間の所得に応じた税金 < 源泉徴収された金額の合計 →還付金として戻ってくる
・1年間の所得に応じた税金 > 源泉徴収された金額の合計 →納める税金

個人事業主の場合も同じです。
(源泉徴収は業種や形態によって違います。)

 

 

ここで注意!

もともと表示されていた事業の金額(ア)と支払者ごとに入力した収入金額は一致しているはずです。
入力ミスを防ぐためにも、入力した金額の合計を電卓で合わせておきましょう。

 

そして入力した源泉徴収税額の合計は「税金の計算」(44)所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額の欄に表示されます。
私は(44)に直接金額を入れようとして、ここを探すのに手こずりました。

 

2-2: 所得から差し引かれる金額

・社会保険料(12)

生命保険料(14)

地震保険料(15)

それぞれの青い文字を選ぶとさらに詳細を入力する画面へ進みます。

 

フランチャイズの王様は、

社会保険料は国民健康保険の支払合計額を、
生命保険と地震保険は○○海上保険の控除証明書に記載されている申告額の合計を入力しました。

※保険会社によって控除証明書の記載方法はさまざまです。今年度中に支払った保険料とか、年間保険料とか、どの金額かわからない場合は各保険会社へ聞かれたほうが確実だと思います。

 

・配偶者(特別)控除(21)~(22)

配偶者がいらっしゃる場合はさらに詳細を入力する画面へ進みます。

 

上記以外に該当する項目があれば順次入力していきましょう。

 

2-3: 税金の計算

ここでは主にこれまでに入力した金額が計算されて表示されます。
ちなみにフランチャイズの王様はここでは何も入力しませんでした。

※確認しておきたい項目

(44)(ア)で入力した源泉徴収税額の合計が表示されているかどうか、確認しておきましょう。
(47)に金額が表示されれば「納める税金」があります。
(48)に金額が表示されれば「還付される税金」があります。

 

2-4: その他

青色申告の特別控除を申告されている場合、(51)青色申告特別控除額に金額が表示されます。
(青色申告決算書(決算書・収支内訳書作成コーナー)から引き継がれた金額です)

 

3: 所得税の確定申告書編 住民税等入力/そのほか

所得税を計算する基準になる入力はここまでです。
ここから住民税・事業税に関する項目や住所・氏名・マイナンバーなどの入力を進めていきます。

 

3-1: 住民税等入力

住民税や事業税に関する項目を入力していきます。
業種や形態、家族構成によって入力する項目は異なります。
「→詳しくはこちら」を参照しましょう。

 

たとえば、(画像1)

事業税には課税・非課税があり、業種によって税率も異なります。
この場合、印刷された確定申告書の第二表の一番したに表示されます。

詳しくは画像1の「?」マークをクリックして、

よくある質問の「事業所得や不動産所得がある方の入力項目(住民税・事業税に関する事項)」を参照してください。
https://www.keisan.nta.go.jp/h29yokuaru/cat1/cat13/cat132/cat1324/cid399.html

 

3-2: 住所・氏名等入力

画面に表示される指示に従って順次入力していきます。

住所・氏名等入力(1/3)は、名前・電話番号・職業・屋号など。
住所・氏名等入力(2/3)は、納税地・住所。
住所・氏名等入力(3/3)は、還付金額・還付先(振込先)。
マイナンバーの入力は本人や配偶者などの情報。

 

3-3: 申告書等の印刷

お疲れ様でした。

これで確定申告に関するすべての入力が完了しました。
提出用・控用・添付書類台紙などすべて印刷しておきましょう。

 

4: 税務署へ送付するもの

印刷した青色申告決算書および確定申告書、添付書類台紙に貼った添付書類を税務署へ提出します。

税務署によると「郵便もしくは信書便で送る」と書かれていました。
詳しい提出方法についてはこちらをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/06.htm#q21

苦労して作った大切な確定申告書です。
私は確実に送った記録が残って、しかも手渡しで先方へ届く簡易書留で郵送しました。

 

フランチャイズの王様が添付した書類

  • 本人確認書類
    マイナンバーカードの写しもしくは、通知カード+運転免許証や公的医療保険の被保険者証、などの写し
  • 生命保険や地震保険の控除証明書
    これは原本を添付します

これ以外にも控除申告によって添付書類が必要なものもあります。
詳しくは税務署の「Q22 所得税及び復興特別所得税の確定申告書を提出する際に必要な書類はどのようなものですか」をご覧ください。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/06.htm#q22

 

  • 控えと返信用封筒
    そして青色申告決算書と確定申告書の控えと切手を貼った返信用封筒もお忘れなく。
    このように同封しておけば、控えに「収受日付印」を押して返信してもらえます。
    滅多に使うことはありませんが、たとえば融資を受けるときやお子さんが保育園に入園するときなどに必要になります。

 

5: まとめ

「なんだかむずかしそう、、、」と思っていた確定申告。
実際にやってみると意外と楽勝でした。

早くできたので確定申告の書類は1月9日に提出。
(還付申告だったので2月16日が来る前に確定申告を終えました。)

すると申告書の控えには翌日の受付印が押されて、手元に届いたのはさらにその翌日。
所要日数は3日とかなりスピーディ。
提出が早いと、もしかして還付金が戻ってくるのも早いかもしれない(これは私の希望です)

自宅にいながら自分のペースでゆっくり進める。
途中コーヒーを飲みながら(おやつを食べながら)、急ぎの仕事が入ったらそっちを優先させながら作った今回の確定申告。

これなら混雑した税務署で待ち時間を無駄に過ごすこともないですよね。

あなたも今年の確定申告は自宅で作ることにぜひチャレンジしてみてください。

注)
ここでご紹介したのはフランチャイズの王様の場合です。業種や事業の形態によって申告方法が異なる場合もございます。
あくまでも確定申告の参考にしてくだされば、と思います。

 

『【青色申告決算書】郵送で確定申告する際の書き方作り方|前編』はこちらからどうぞ。

 

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