ダメ!絶対!フランチャイズの説明会でやってはいけないコトはコレ

サラリーマンを辞めて独立起業。
そしてオーナーとして開業。
通勤電車の苦労もなくなり、家族との時間も増える。
収入もサラリーマン時代よりもアップして、、、
そして、なんといっても、訳のわからないことを言う上司の指示を聞かなくてもいいのが天国。
だからフランチャイズを選んで説明会へ足を運んだという人もいると思います。
というより、私がそうでした。
こういうとき、気をつけておかないと、後で泣くに泣けない事情が待ち受けていることもあります。
今回は、そんな怖いところをお話します。
目次
1: 説明会では気をつけろ
2: ありがちな失敗
3: 理解しにくい言い回しに注意しろ
4: トラブルに巻き込まれたらココに相談
5: まとめ
1: 説明会では気をつけろ
最近は減っていると思いたいですが、一定数はいます。
そう、説明会へ行くと、本部の担当者の強い押しに負けて契約してしまう人。
すごい伸び率と可能性のある収益グラフ。
2年後、3年後になると、今の契約金では加盟店になれないような話。
そして、アッという間に加盟店が増えるから、先に始めないとテリトリーがなくなって「損しますよ」という話。
今となると、私もフリーランスのセールスコピーライターなので理解できますが、サラリーマンのときは分かっていませんでした。
そうです。こういうセリフは、ほぼ「緊急性」を使ったセールスの心理作戦です。
そもそも、加盟店が一気に増えたことが理由で、加盟店が損するようなフランチャイズの仕組みなら、購入するのは見送りましょう。
本部が上手にコントロールしてフォロー出来ていないと言うことですから。
「今日から3日間だけ、仮契約の申し込みが出来ます!」
私はこの言葉をコロッと信じて、必死で3日間悩んで、仮契約をFAXしました。
でも、今、そのときの本部を見てみると、今も加盟店募集の説明会をしています。
そして、加盟店は減少しています。
これが全てではありません。本部によって状況は違います。
でも、説明会で聞く「今だけ」は、そんなに大事ではありません。
今回の期限を過ぎても納得できないなら、次回の説明会まで持ち越しましょう。
もし、次回の説明会がなかったなら、あなたとそのフランチャイズ本部との間には「縁」がなかったということです。
2: ありがちな失敗
ありがちな失敗で後を絶たないのが「契約」の問題。
絶対にやってはいけないことは
『説明会の会場で契約書にサインしない』
これ重要です。
説明会に行くと、いろいろな書類(個人情報とかもあります)にサインを求められます。
必ず「何の書類なのか」自分の目で確かめて下さい。
そして、もうひとつあります。
それは
『説明会にはハンコを持って行かない』
持っていないと押せません。
説明会でのすばらしいプレゼンを聞いて、気分が高揚しているときに「契約書」が目の前にくると、勢いでハンコを押す人もいます。
フランチャイズにおける「契約書」は絶対です。
多くの場合、覆ることはありません。
最低な場合は、本部の担当者が「退職したので詳しいことはわかりません」という状況で、無し崩し的に契約有効というのもありえます。
ありがちな失敗である「契約書」への押印。
絶対に「自分自身」で決めることが必要です。
少しでも不安や気がかりな点があるなら、押さないことが正解です。
3: 理解しにくい言い回しに注意しろ
契約に関する話も、説明会で出てくることがあります。
また、説明会の後、本部の担当者が電話してくることもあります。
そんなとき、次のような「理解しにくい」言葉が登場することが多いです。
これらの言葉が出て来たときは、自分で勝手な解釈をせず、担当者へ
「すいません、専門的な言葉なので意味が曖昧です。わかりやすく教えてもらえませんか?」
といって、齟齬のないよう説明を受けましょう。
では、よく出て来る専門用語です。
(1)競業避止義務
(2)期限の利益喪失
(3)テリトリー制
(4)売上や利益の保証の不存在
(5)機密保持
(6)加盟者義務
(7)契約解除規定
(8)契約期間
こういう言葉、私たちは普段使いません。
漢字から「何となく」意味は理解できます。
でも、契約で「何となく」は危険です。
面倒と感じても、ひとつ一つ、詳しく理解できるまで説明してもらいましょう。
言葉は同じでも、本部によって意味が違う場合もあります。
また、この意味を説明できない本部の担当者なら、ちょっと遠慮したいですよね。
4: トラブルに巻き込まれたらココに相談
それでも契約のトラブルに巻き込まれる場合もあるようです。
幸い私は未経験ですが、アドバイスしたフランチャイズオーナーさんの中には経験者もおられました。
トラブルに巻き込まれたら相談するところを紹介します。
(1)フランチャイズ本部
まずは本部に相談しましょう。1番目は、あなたの担当者ですね。
相互理解がうまくいっていないだけかもしれません。
でも、話がこじれそうな場合もあります。
その場合は以下のところへ、先手先手で相談しましょう。
(3)中小企業庁中小企業相談室
(4)弁護士
先手先手に動いて、選択肢を沢山もっておくことが大事です。
最終的には使わないかもしれませんが、選択肢があるのは安心です。
5: まとめ
フランチャイズでの「契約」は絶対です。
一度契約すると、後戻りはできません。
それくらい重要なことだと理解してください。
この感覚が、サラリーマン思考を脱するための第一段階です。
経営とは「全て自己責任」です。
儲かっても、損失が出ても、全部自分です。
仮にフランチャイズ本部が途中で破産しても、自分がその本部を選んだのですから、自分の責任なんです。
契約は、会社での「上長決裁」レベルではありません。
あなたの人生を左右するものです。
勢いや雰囲気で「契約書」にサインしたりハンコを押したりしないでください。