あなたはフランチャイズの独立起業でこんな間違いをしていませんか?

40代のサラリーマンが頭の中で考えることというと
「いったいいつまで通勤してこんなことを続けないといけないの」
ではないでしょうか?
正直なところ
- 通勤電車はうんざり
- 訳の分からない指示にもうんざり
- 人のふんどしで相撲を取る同僚にもうんざり
そして、なにより「収入が増えないことにうんざり」。
だから、あなたは今「フランチャイズ」に興味をもたれ、この記事をお読みなのだと思います。
そこでこの記事では、私のフランチャイズ経験から、フランチャイズで独立起業するとき、よくある間違いを紹介していきます。
この間違いを知らないまま、勢いで独立起業すると、、、
借金、家族との絆、人間関係の崩壊に結びつきます。
こんなことにならないためにも、順番に読み進めていってくださいね。
目次
1: プロモーションビデオは信じるな
2: 説明会は話20%で聞け
3: 簡単に契約書にハンコを押さない
4: 絶対に家族と相談しろ
5: 借入金は返さないといけません
6: まとめ
1: プロモーションビデオは信じるな
インターネットでフランチャイザー(本部)のサイトを見ると、ビデオで「先輩起業家」の声が用意されているところがあります。
これ、見てみるとわかりますが、むちゃくちゃ充実した生活を送っているという映像とストーリーになっています。
確かに、この映像に出演している人は、そうなのかもしれません。
でも、確証はありません。
また、加盟店数百社ある中の、たった一つの好例かもしれません。
最悪は、加盟店ではなく、加盟店のフリをした直営店かもしれません。
というのも、現在の私の仕事は「セールスコピーライター」です。
このようなビデオ映像やセールス文章を作成しています。
当然ですが素人さんがカメラを向けられただけで、スラスラと感動的なストーリーを順序立てて語れることは、ほとんどありません。
語れる人は
- セミナー講師経験がある
- 日頃から誰にでも語っている
- 自分をプロモーションしている
こういう人です。
偶然にもこういう人が起業して加盟店になっているのなら、可能かもしれません。
でも、ないですよね、現実的には。
ということは、おわかりかと思います。
あくまでも「プロモーションビデオ」は、プロモーションなのです。
「こういうこともあるんだな」
「仕事の内容がわかりやすくまとまっているな」
「こういう仕事場の雰囲気なのか」
こういうところを見てほしいです。
間違っても
「加盟店をはじめて一ヶ月で月収○○○万円突破しました!」
というところを見てはいけません。
これは出店地域や市場によって変わってきます。
あなたのところで100%の再現性は約束できないことです。
2: 説明会は話20%で聞け
次に誰もが通るのが「説明会」への参加です。
ここでもプロモーションビデオを見せられることが多いと思います。
僕はこの時間を「学習時間」と思っています。
参加している人の感情をアップさせ、その気にさせる学習を行う時間帯です。
この後、だいたいは本部のベテランさんが、一人ひとりに質問してくることもあります。
質問内容は簡単に答えられる「YES/NO」質問からはじまって、少し考えてからしか答えられない質問に到達します。
後半の質問は、こちらが答えると必ず「褒めて」くださいます。
これはセールスの基本です。
そして、コミュニケーションの基本です。
心理戦とも言えます。
褒めてくれた人を、悪い人だとは考えない。
この心理をついた方法です。
でも、私たちはバカではありません。
どれだけテンションが上がっていようとも、何か腑に落ちないことがあれば、心の隅で魚の小さな骨が刺ったように引っかかっています。
こういう感覚があるときは、どれだけ良い話を聞いても、話20%で聞いておきましょう。
3: 簡単に契約書にハンコを押さない
説明会で契約者にハンコを求めてくる本部は、さすがに最近は減っていると思います。
でも、求められたとしても、絶対に簡単にハンコを押してはいけません。
このハンコは、あなたの人生を左右するハンコです。
気軽に「後で何とかなるだろう」と考えて押してはダメです。
また、よく見ると契約書なのに、本部のハンコが押してない場合もあります。
これは怖いです。
こちらが契約書にハンコを押した後で、本部側が内容を変更できる可能性があります。
「持ち帰ったら本部でハンコ押しますから大丈夫ですよ」
なんて言われても、
「それなら、本部でハンコを押したものを内容証明の郵便で送ってください」
と言いましょう。
別に本部との契約は、この手間と日数がかかっても、特に問題はありません。
それが問題になるようなら、その本部を選ぶ必要もないでしょう。
4: 絶対に家族と相談しろ
説明会へ行くと気になる会話が隣から聞こえてくることがありました。
「まだ妻には話していませんが、たぶん大丈夫です。何とかしますから」
本部側の方は
「あっ、そうなんですか。わかりました。」
で終わることが多いです。
(コンビニ以外。コンビニは夫婦参加が条件ですから。)
でも、よく考えてみてくださいね。
あなたのフランチャイズ加盟が、あなたの家族全体に与える影響を。
経験から言えますが、間違いなく妻には負担が増えます。
業務的なことを手伝ってもらうことにもなるでしょう。
いろいろな役所や税務署の手続きに、奔走してもらうことにもなるでしょう。
業務以外なら最初は金銭面で苦労をかけるかもしれません。
もし、こういったことを全て自分だけで背負うのなら、それはそれで構いません。
サラリーマン時代に、1年、2年、無収入でも生活水準を落とさずに、暮らしていけるだけの蓄えがあるのならOKです。
親や兄弟から、無利子で当面の生活費を工面できるのならOKです。
でも、こうでないのなら、、、必ず家族と相談してから決めましょう。
ある日突然に
「会社を辞めて飲食店やるから」
「会社辞めて、学習塾のフランチャイズやるから」
と言われても、家族は心の準備が出来ていませんから、当然猛反対することでしょう。
ここ、大事です。
必ず具体的な計画(収入、働き方、家族へのメリット)を家族に伝え、相談してから加盟店契約をしてください。
5: 借入金は返さないといけません
説明会で、契約直前で、話に出てくるのが開業資金についてです。
すでに貯めてある方は大丈夫です。
でも、日本金融公庫や銀行から借り入れを起こすなら、覚えておいていただきたいことがあります。
それは、
「借入金は、あなたのお金じゃありません。」
これ、忘れてしまうんですよね。
借りているだけなのに、自分の口座へお金が振り込まれるから、なんだか自分のお金のような気分になって、、、
いつかは返さないといけないことを忘れてしまうんです。
普段は目にしないような大金が(特に店舗を持つ場合など)目の前にあると、ふらふらっと使ってしまうこともあるでしょう。
使うのは良いですが、返さないといけないお金だ、ということを覚えておいてくださいね。
開業資金として借りたお金を使ってしまって、開業が中途半端になり、結局は集客も仕事もうまくいかなかったというのでは、あまりに悲しすぎます。
6: まとめ
フランチャイズで独立起業するなら、今回紹介しましたことを間違わないでほしいのです。
フランチャイズ本部も加盟店を増やすのが「商売」です。ビジネスです。
これで収益を上げているのです。
あなたの一生を左右するフランチャイズですから、
契約するまでは徹底的にフランチャイズ本部を疑いましょう。
反対に契約してからは、全面的に信頼しましょう。
まず、今のあなたは「疑う」フェーズです。
徹底的に本部の言うことを疑ってみてください。
それくらいが丁度いいと私は考えています。
この記事が、あなたの新しい人生を見つけるための、お役に立てれば幸いです。
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