フランチャイズの学習塾が悲惨になる理由とは

   

フランチャイズの学習塾が悲惨になる理由とは

フランチャイズの中でも「学習塾」は、非常に熱いジャンルです。

これはフランチャイズの合同説明会に行くとわかりますが、

「これでもか!」

というくらい、次から次へとパンフレットが目の前に出てきますし、通路を通っているだけなのに、無理に説明を始める本部担当者もいるくらいです。

今回は熱いジャンル「塾」のフランチャイズが、悲惨になる理由を紹介していきたいと思います。

目次
1: 開業する方法に問題がある
2: 経費の勘定が出来てない
3: 市場はあるのか
4: 競合「馬」「試す」は強い
5: まとめ

 

1: 開業する方法に問題がある

これは説明会で話を聞くとわかります。

そもそも「塾」のフランチャイズ加盟店を開業する場合、本部担当者は次のように言ってきます。

 

「あなたはオーナーでOKです。」

「あなたが塾で教える必要はありません。講師は雇えばOKです。」

 

この話を聞くと

 

「あっ、なるほど、自分はオーナー業か。出来そうだな。」

 

こんな風に感じることが多いと思います。

でも、ここに落とし穴があります。

あなたは確かにオーナーですが、あなたは「教育」について、どれくらい熱い思いを持っているかということです。

 

「塾」は歯科医院と同じです。
地域貢献が第一の仕事です。

地域の教育について、あなたがどう思っているのか。

「ただ開業したい」だけでは続かないのが「塾」です。

 

本部は簡単に言います。
「社会に貢献できる仕事です」とも言ってくるでしょう。
間違いではありません。

でも、これを言ってくる本部の社員は、なぜ自分で加盟店となり独立しないのでしょうか。

ここ、想像してみてください。

 

2: 経費の勘定が出来てない

塾は最初「30名の生徒獲得」が目標になります。

でも、この数字、簡単そうで、簡単ではありません。

そして、こんな経費も必要になります。

  • テナント料(自宅なら改装費)
  • 広告費(チラシとか)
  • 講師の給料(自分がオーナーだけの場合)

まだあります。本部から買わないといけない

  • 教材
  • 用品
  • ロイヤリディ

ロイヤリティは本部の担当者もはっきりと言ってきますが、それ以外の経費については「曖昧」なことが多いです。
契約してから、教材や用品の支払いにびっくりすることもあるようです。

また

  • テナント料
  • 広告費
  • 講師の給料

は、本部が関与しないオーナーであるあなたの裁量で決める部分ですから、何も知らないと「お金が必要」という認識がない人もいます。

 

「塾」のフランチャイズを考えているのなら、こういった経費にいくら必要なのかを、本部にモデルケースでいいので算出してもらいましょう。

最初に聞く以上の「経費」が毎月必要になるのが「塾」です。

 

3: 市場はあるのか

本部はあなたの商圏について「何も」知りません。

「塾を開業すると、本部スタッフがご近所へ1件1件ごあいさつに伺って、塾をオープンしたことを紹介しに回ります」

こんなセリフを聞くことがあるでしょう。

でも、あなたが塾を開業するところに「子ども」がいるのかどうか。

1件1件、ご近所へ挨拶しても

  • すでに他の塾へ行っている
  • 年頃の子どもさんがいない

のであれば、まったく意味がありません。

 

経営という視点からは「市場」があるのかどうかは重要です。

広い駐車場が用意でき、有名な講師を雇えるなら、遠方からでも入塾してもらえる可能性が高いです。
でも、自宅や自宅近くを拠点にし、アルバイトの講師を雇うのなら、商圏は必然的に決まってきます。

加盟店契約をする前に、一度、ご自身の足を使って、商圏を1日~2日使って「歩いて」観察してみてください。

また、車で30分くらい走った場所に、塾のフランチャイズをやっているところを見つけ(ネットですぐに見つかります)、塾が終わる時間に状況を見に行くことも大切です。

どれくらいの生徒さんが通っているのかわかりますから、あなたにとっての目安になる可能性が高いです。

まずは、本部の数字だけを信じるのではなく、自分で行動して、自分の目で確かめてみて欲しいと思います。

 

4: 競合「馬」「試す」は強い

なんだかんだと言っても、この2つの塾は強力です。(関西はですけど)

子どもが居て、教育熱心な親御さんが集まるところに、店舗を展開しています。
そして、少し郊外なら駐車場が確保できるところに展開しています。

こういった競合が近くに無いか、確認しておきましょう。
真正面から、この競合とやりあっても勝てません。

 

個人で学習塾をされていた方が、いつの間にか「馬」の加盟店になった人を、私は見てきました。

この方は、自身がオーナーであり、講師であります。
そして、何十年と個人で学習塾を経営されてきた方です。

その人が選ぶのが「馬」なのです。
聞いたこともない「塾」の本部は選びませんでした。

聞いたこともない「塾」の本部を選ぶなら、徹底的に疑い、質問してみてください。

 

5: まとめ

学習塾が悲惨になるのは、今回お話しましたように「あまく見ていた」ということが多いと感じます。

人を雇うと、お金がかかります。
人を集めるには、広告費がかかります。
店舗を持つと、賃料がかかります。

これらは、毎月必要です。

教材や用品は、本部の言いなりで買わなければいけません。

生徒さんが30名を割っても、必要な経費は同じです。

 

これは「塾」だけではありませんが、塾はターゲットとしている層が狭いため、飲食店のように「新メニュー」で挽回することが簡単ではありません。

ポイントは、本部へありきたりな方法ではなく

「生徒を集める独自のノウハウがあるのか」

ここをしつこく聞くことでしょう。

 

「塾」は飲食店とは違い、通りすがりの人が入ってきて、申し込みをすることはありませんから。

「塾」の成功は店舗ビジネスの中でも、特に集客手腕がすべてだと言えると思います。

本部のブランドイメージと教育方針。
集客力と経費の比率。

ここを自分ではじき出して、本部の試算と比較してみましょう。

契約する前に、ここは抑えておきたいポイントです。

 

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