フランチャイズとは簡単に言うと?初めての人でも大丈夫!FCの意味をわかりやすく紹介!
2018/01/21

サラリーマン生活の中で、
- もっと自分にはやれることがあるはず
- もっと違う自分を見つけたい
- 会社の歯車じゃなくてプロとして独立したい
と思ったり考えたりすることがあると思います。
そんなとき、独立や開業の方法として思い浮かぶのが
『フランチャイズ』
でも、フランチャイズって具体的にどんな仕組みなのか、わかりにくいという方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、私がフランチャイズを考えていたとき、最初に覚えた基本の基本である「フランチャイズとは」についてお話していきます。
目次
1: フランチャイズでの関係性
2: なぜ成功の確率が高いと言われるのか
3: 本部と加盟店に必要なこととは
4: フランチャイズによく似た仕組み
5: まとめ
1: フランチャイズでの関係性
まず、フランチャイズの仕組みの基本である「関係性」をお話します。
フランチャイズは、
- ノウハウを提供する「本部」である「フランチャイザー」
- ノウハウの提供を受けて事業を行う「加盟店」である「フランチャイジー」
両者の関係性が存在します。
そして本部と加盟店との間では契約を結ぶことで、
本部は加盟店に
- 商標の使用権
- サービスマークの使用権
- 商品やサービスの販売権
- 本部からの指導
を提供します。
いっぽう、本部からこれらの提供を受けるために、
加盟店は本部へ
- 加盟金
- ロイヤリティ
などの対価を支払います。
私たちが本部へ払う対価は、本部がこれまでに試行錯誤した中で培った「ノウハウ」を活用できる仕組みにパッケージ化し、加盟店へ簡単に再現性のある状態で提供するために必要なものです。
そして、本部のブランド力や販売ノウハウ、集客ノウハウを対価によって加盟店が手に入れることで、開業当初から一定の集客力や売上が約束されていると言われています。
確かに独自で開業しようと思うと、やらないといけないことも多いですし、ゼロから集客することは簡単ではありません。
誰もあなたの商品やサービスを知らないところから、
- 知ってもらい
- 試してもらい
- 気に入ってもらい
- 購入してもらい
- リピートしてもらう
これは想像しただけで、簡単ではないことがおわかりだと思います。
仮に、マクドナルドのハンバーガーと全く同じものを同じ単価で、あなたがマクドナルドのブランドを使わずに、お店を開いて販売したとしたら、初日に何人のお客さんが来て買ってくれるでしょうか。
わかりますよね?
これが本部に対価を払う理由だと言われています。
2: なぜ成功の確率が高いと言われるのか
フランチャイズは「成功のパッケージ」と呼ばれることがあります。
なぜ、フランチャイズは成功の確率が、独自で開業したときよりも高いと言われるのでしょうか。
その理由は、
- 本部の試行錯誤の結果が使える
- 本部直営店と同じ店舗を構えられる
- 本部直営店と同じ商品やサービスを提供できる
- 本部がこれまで培ってきたブランド力を活用できる
というようなことがあります。
総じて言えることは「最初から信頼度が高い」ということですね。
突然できた「○○食堂」よりも、誰もがすでに知っている名前のお店は、安心感と信頼感が違います。
商売をする上でもっとも大変なのは、この「安心」「信頼」を築き上げること。
この2つを開業当初から持てるのは大きなメリット。
これがフランチャイズが成功しやすいと言われる理由です。
3: 本部と加盟店に必要なこととは
それぞれに必要なことがあります。
提供するもの、活用するもの、経費として必要なもの。
まず本部側を見てみましょう。
(1)本部(フランチャイザー)
- あなたが開業するために必要な教育研修の提供
- 教育研修を行うためのマニュアルの提供
- 商品の供給
- 知名度を拡大するための広告支援
- 経営指導
本部は、加盟店である「あなた」に専門的なノウハウや事業運営の方法を伝える必要があります。
加盟料だけ取って「はい、がんばってください」とはいきません。
ちゃんと加盟店が成功できるようにする。
これがフランチャイズシステムの特徴でしょう。
だからこそ、加盟店側として気をつけておきたいのは
- 本部は知名度を拡大するための広告支援をしている
- 本部は経営指導をしっかりとやっている
この2つです。
ここが本物なのかどうか。
話だけでなく、本当に実践している本部なのかどうか。
言うなれば、ここがフランチャイズの成功を左右する部分でしょう。
(2)加盟店(フランチャイジー)
- 本部へのロイヤリティ
- 加盟金
- 店舗の取得と家賃
- 必要なら従業員の確保と人件費
- 水道光熱費
- その他、事業者としての経費
これらは、加盟店側で必要となるものです。
本部は一切出してくれません。
その理由は、本来フランチャイズシステムとは、本部と加盟店は「ビジネスパートナー」という位置づけだからです。
本部はコストを掛けずに多店舗経営ができる。
加盟店はすぐに開業できるノウハウなどを提供される代わりに、経費などを負担する。
ここ、重要です。
フランチャイズを考える人の多くは、加盟店側に必要となる経費などを考慮していないことが多いです。
本部との契約が完了し、1ヶ月、2ヶ月と事業を行い始めてから、毎月の経費に驚き、そのまま赤字の連鎖に突入する方もいるのですから。
よく言われることですが、フランチャイズの成功は
「本部と加盟店の信頼関係」
これが何よりも重要。
では、どうやれば信頼関係を築けるのか。
ポイントは「馴れ合い」ではなく「ビジネス」をすることです。
本部が勝手に気を利かせて、あなたの加盟店に「手取り足取り」教えてくれてやってくれる。
そんな「サラリーマン思考」は捨てることが必要です。
4: フランチャイズによく似た仕組み
フランチャイズに似た仕組みが他にもありますので、少し触れておきましょう。
(1)代理店
本部が加盟代理店に商品やサービスの販売権、商標の使用を与えるものです。
地域内での代理店店舗数を制限している場合もあります。
フランチャイズと違うところは、本部は加盟代理店に継続して指導することはありません。
損保や生命保険の代理店を思い浮かべるのが、わかりやすいかもしれませんね。
(2)ライセンスビジネス
本部が開発したビジネスモデルや商標を、一定期間だけ第三者の事業者へ使用権を認める仕組みです。
サンリオのキティーちゃんなどが、わかりやすいでしょうか。
5: まとめ
フランチャイズの仕組み、おわかりいただけたでしょうか?
私は最初、全くわかりませんでした。
契約金を払ったら、本部が全部やってくれて、放っておいても集客とか広告とかやってくれると思っていました。
いやいや、でも現実に本部側の担当者へ質問すると、、、そんなことはありませんでした。
反対に、
本部のノウハウとブランド力を提供するから、後はそっちでがんばってね。個人事業主でしょ?あなたは。
というスタンスも見え隠れしましたね。
このスタンスが良いとか悪いとかではなく、フランチャイズで開業するなら、私たちも「サラリーマン」的な思考は捨てないといけないよね、ということです。
自分の事業なので、自分で勉強して自分で経営する。
そのきっかけとして、本部のノウハウを活用する。
これくらいが丁度いいのかなと。
後、フランチャイズは契約すると、最短でも2~3年は本部付き合うことになります。
その期間、ストレスや苦痛を持たないためには
本部の代表の『経営理念』に、あなたが共感できるかどうかが重要です。
理念とは代表の価値観でもあります。
価値観の合わない人と一緒に仕事をするのは、正直つらいです。
価値観の合わない同僚達から離れて、自分の実力で独立し勝負しようとあなたは考えたのですから、独立してからもっとも強く太く付き合う相手と「価値観が合わない」、、、これでは残念な結果から逃れられません。
「大丈夫、始めたら何とかなる」と考えてしまいがちですが、お金の問題よりも「何とかならない」のが「価値観」です。
十分に自分の心の中の「本音」を聞いてみてください。
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