フランチャイズのオーナーは本当に儲かるのか!?

   

フランチャイズのオーナーは本当に儲かるのか!?

フランチャイズは「成功のパッケージ」と呼ばれます。
でも、ネットで調べると“悲惨すぎる”結果の人も見かけます。

私も人のことが言えたぎりではありませんが、、、。

  • 睡眠時間がない
  • スタッフやバイトが雇えない
  • 仕事はしているが、単価が安くてやっていけない
  • そもそも仕事の依頼がない
  • 売り上げはあるが利益がない

それぞれ、現実を知ると問題や悩みがあることだと思います。

フランチャイズ加盟店になり、事業をはじめて半年くらいなら、

『仕方ないかな~』

とも言ってられますが、半年を過ぎるといよいよ胃の辺りがキリキリして、夜もお金のこと、生活のことが心配で眠れなくなります。

でも、考えてみてください。
加盟店になって儲かっているオーナーさんも居るんですよね。

不思議ですよね?
でも、これには理由があるんです。

その理由とは、あなたが持っている「事業計画」なんですね。

今回は、加盟店で儲けている、または、失敗しないオーナーさんは必ず作っている事業計画についてお話します。

目次
1: 事業計画は誰が作りましたか?
2: 6つの「S」を準備してましたか?
3: ポイントは「W」と「H」にある
4: あなたの魅力は「How to」でわかる
5: 絵に描いた餅にしない「PDCA」
6: まとめ

 

1: 事業計画は誰が作りましたか?

まず、あなたの手元に「事業計画書」を用意してください。

最新のものを用意してください。

1週間前に作ったものでも、FC契約するときのものでもOKです。
最も近い時期に作ったものを用意してください。



いかがでしょうか?
用意できましたか?

もし「そんなもの、ある訳ないでしょ!」ということなら、あなたは地獄へ一歩、いやいや、十歩くらい足を踏み入れています。

いったん、ここで読むのをやめて、コピー用紙にでもいいですから、事業計画書を書き出してみてください。



では、事業計画書が用意されている、という前提でお話を続けます。

あなたに質問です。

『その、事業計画書は、誰が作りましたか?』

答えが「自分に決まってる」なら、次の章へ読み進んでください。
でも、答えが「本部だよ」なら、あなたは危険な状態です。

FC契約をする直前、FC本部のあなたの担当者が「事業計画が出来ました!」と行ってメールで送ってきた。
そして、本部が作った事業計画書を元にして、金融公庫などから借り入れをしたのなら、、、

そして、そして、

今の状況が、事業計画書とかけ離れているのなら、、、

『事業計画書のマジックに、はまっています。』

多くの本部が作ってくる事業計画書は、あくまでも本部が集めた情報の最高最適値です。

全部が上手く機能したときの状態です。
オープン1ヶ月目で顧客が20名。
その20名が全員リピートしながら、2ヶ月目にはさらに新規20名。

どんどん、この調子で増えていって、クレームもなく、高単価の取引が安定して続く。

そんな「理想的」な成功を描いたものになっていることが多いです。
これは私も経験がありますが、どう考えても現場目線で見ると、それだけの顧客がいないところなのに、驚くほどの集客ができるようになっていた経験があります。

ですから、今の現状が、本部が作ってきた事業計画書とかけ離れていても、それは「当たり前」なのです。
そして、あなたが原因ではないのです。

本部の事業計画が現場に即していなかった。というだけです。

だから、この事実を受け入れてもらいたいです。
そして、あなたが次に行うことは

『自分で現実を見据えた事業計画書を作る』

この行動が必要となってきます。

 

2: 6つの「S」を準備してましたか?

さて、事業計画というと「お金」の動きにフォーカスしてしまいがちです。
でも、その前にもう一度、あなたが事業をする理由を考えてみてください。

そのためには、次の6つの「S」が大事だと、リクルート発行のアントレでも紹介されています。

6つの「S」とは何かというと、

(1)信念
(2)商品
(3)市場
(4)仕組み
(5)資金
(6)支援

この6つのことを「どう」するのか、「どう」していくのか、を計画することが大切です。

例えば、

(1)信念

どうしてこの事業を始めたのか

(2)商品

どのような商品やサービスなのか

(3)市場

どんな顧客や市場なのか

(4)仕組み

どのようなFCの仕組みで、どんな特徴があるのか

(5)資金

どれくらいの資金があるのか、目標の売上と利益は

(6)支援

どんな人が支援してくれるのか、どんな人の支援がこれから必要なのか

まずは、次の「W」と「H」を使って、簡単に箇条書きで構いませんから、この6つについて、紙に書き出してみてください。

 

3: ポイントは「W」と「H」にある

事業計画を考えるとき、考えやすい順序があります。

その方法を「W」と「H」でお話します。

まず「W」とは

  • WHY
  • WHAT
  • WHERE
  • WHEN
  • WHO

そして「H」とは

  • HOW TO
  • HOW MUCH

です。

それでは、この「W」と「H」を使って、事業計画のポイントを順に考えていきましょう。

(1)WHYを使って、信念を確認する

「なぜ」この事業を始めたのか。

これは自分がわかっていそうで、わからなくなりやすいことです。
特に事業を始め、お金の心配が増えると「なぜ始めたのか」よりも、「どうやって稼ぐか」に気を取られることが増えるから。

だからこそ、もう一度しっかりと「なぜ」を考えてみてください。

  • 社会に貢献したい
  • 自分の力を試したい
  • 自由に稼ぎたい

どんなことだったとしても、正解不正解はありません。
そして、どんなことも、それはあなたの事業を行う「信念」です。

起業して事業を行う者にとって、唯一支えになるのは「信念」です。

(2)WHATを使って、商品やサービスを見直す

どんな商品なのか、どんなサービスなのか。
そして、扱う商品やサービスは、顧客にとってどんなメリットがあるのか。

顧客が簡単に受け入れられるものなのか。
それとも、まだ顧客には浸透していないものなのか。

ここを見直してください。

(3)WHEREを使って、市場を確認する

あなたの顧客は「どこ」にいますか?
あなたの商圏のどこにいるでしょうか?

また、そこにいる、あなたの顧客は「どんな特徴をもった人」でしょうか。

欲しいと思っていない人に売ることは、簡単ではありません。
でも、欲しい人になら、簡単に売れます。

よい商品やサービスでも「どこ」「どんな人」が合っていないと、誰も振り向いてくれませんし、興味を持ってもらえません。

予想ではなく、たぶんではなく、実際にあなたが商圏に足を運んで、自分の目と肌で感じてみてください。

(4)HOW TOと使って、独自性を知る

商品やサービスには、どんな特徴がありますか?
ライバルとは違った特徴はありますか?

よく「USP」とか「ユニークな特徴」とか、セミナーなどで言われますが、正直なところ現在の日本で商品やサービスに「完全な独自性」はありません。

だから、ここで知るべき独自性とは「あなたにしか出来ない」ことになります。

あなたにしか出来ないアドバイス。
あなたにしか出来ない組み合わせ。

同じ商品やサービスでも、あなたにしか出来ないことを見つけてください。
商品やサービスに独自性を見つけても、すぐライバルにマネされて終了です。

だったら、誰もマネしようとしても出来ない「あなたらしさ」を独自性にすることが正解です。

(5)WHENと使って、タイミングを見る

事業を行う上で「お金」と「人」は、投入するタイミングを見据えることが必要です。

暇な時期にバイトを雇っても、損します。
繁忙期の稼ぎ時に人もお金も使えなかったら、ジリ貧です。

あなたの事業にも、仕事が動く時期があると思います。
どんなときにお金を投資するのか。
どんなときに人を雇うのか。

前もってスケジューリング出来ていると、直前に慌てることが少なくなります。
そして、余裕のある時期から、じっくり作戦を練ることができます。

(6)HOW MUCHを使って、資金繰りを考える

事業を運営していくために必要な資金は、どれくらい必要になるのか。

店舗の経費(光熱費や水道代など)や、移動に車が必要ならガソリン代や点検代。
毎年6月にやってくる税金や車検代も必要になりますよね。

そして、人件費や仕入れ。
もっとも重要な、自分への投資。

どのタイミングで「いくら」必要になるのかを、前もって洗い出しておくと、事業を運営するための資金が明確になります。

明確になると、漠然と悩むことが少なくなります。
具体的に資金を工面する方法を考えることができます。

(7)WHOを使って、誰が適任か検討する

あなたに必要なパートナーは、どんな人でしょうか?
どんな能力をもっていて、どんな部分を任せたいでしょうか?

「いい人材が欲しい」「いいパートナーが欲しい」と、多くの人が言いますが「誰=どんな人」が欲しいのかを、明確にしておきたいところです。

「欲しい」と思っても、「じゃあ、どうぞ」と、すぐに現れることはありません。
先に考えておいて、見つけたときには躊躇なくアクションを起こす。

こういう思考が大切です。

 

4: あなたの魅力は「How to」でわかる

「W」と「H」の中で、あなたの魅力を伝えるために必要なのが

「HOW TO」

「HOW TO」は、あなたが事業をやる理由「WHY」と、利益の「HOW MUCH」をつなぐ大事な部分です。

「HOW TO」を

  • シンプルに
  • わかりやすく
  • 魅力的に

表すことで、ライバルよりも優位に立てるわけです。

しかし、先ほどもお話しましたが「完全な独自性」は、アップル社でもありません。

  • 既存の何かを
  • 組み合わせた
  • 一部を抜き出した
  • 切り口を変えた

こういうところから、独自性に発展することがほとんどです。

ですから、独自性を強調するためには、あなたにしかできない

  • サービスの工夫
  • 提供方法の工夫
  • アフターフォローの工夫

など、価格競争にならない、独自性を強める「工夫」を考えてみて欲しいと思います。

あえて「HOW TO」の部分を二度お話させていただきました。
これは、多くの方が「飛び抜けた独自性」を見つけようと、どんでもない方向へ走ることが多いから。

考えて考えて「これだ!」と思い、市場を見ずにやってしまい、大損というのが「あるある」パターンです。

ゼロから飛び抜けた独自性を生み出そうとするのではなく、既存のものを工夫して変化させる。

まずは、ここから考え始めてください。

 

5: 絵に描いた餅にしない「PDCA」

「PDCA」という言葉をご存じでしょうか?

ビジネスの現場で使われるようになった言葉ですね。

P・・・PLAN(計画)
D・・・DO(行動)
C・・・CHECK(チェック)
A・・・ACT(改善)

この4つのをグルグルと回すことで、よりよい商品やサービスを提供し続け、経営を改善していくという考え方です。

そこで、ここまでお読みのあなたに知っておいていただきたいのですが、ここまでの話は「P」の部分です。

PLAN(計画)の部分です。

人は「PLAN」を考えるのは、結構好きなもの。
でも、PLANがそのままでは、何も変化が起こりません

当たり前ですよね。絵に描いた餅ですから。

PLANをそのまま置いておくメリットは、

失敗しないこと

でも、失敗しないということは、成功のパターンがわからないということです。

だから、PDCAのサイクルを見ると「P」の次には

「D」・・・DO(行動)

が待っています。

最初から計画通りには、いかないかもしれません。
でも、あなたが自分で調査して作った事業計画を元に、一度は行動してみてください。

そうすると、思っていた通りになることがあります。
反対に、思っていた通りにならなかったこともあるでしょう。

でも、思っていた通りにならなかったことは、チェックして改善できます。

早い段階で「改善」できることは、後の経営を楽にします。

「もうダメだ・・・。来月の支払いが出来ない。」

という状態になったら「やってみる」ということも出来ないでしょう。

だからこそ、早い段階で「改善」をするために、計画を作ったら終わりではなく「行動」に移してほしいのです。

 

6: まとめ

事業計画(事業プランとも言いますが)は、自分の頭に汗をかきながら作ってみるのがおすすめです。

というのも、FC本部と契約を結び、加盟店というポジションであっても、あなたは「事業主」ですから、自分の事業に関する計画は、自分で決めないといけません。

今回お話した内容を、もう一度読み返してながら、「W」と「H」を活用して、現実的な事業計画を作ってみてください。

そうすると、

『なぜ、今儲かっていないのか』

という理由が見えてくると思います。

面倒だなぁ、と思ってはいけません。

フランチャイズの加盟店は、あなたの経営する事業です。
あなたがリーダーとして導かないと、誰もあなたの代わりに導いてはくれないのです。

ぜひ、今日の夜にでもスタバへ行って、事業計画をもう一度考えてみてください。

きっと、上手くいっていない理由が明確になると思います。
そして、理由が明確になれば、後は具体的に行動し改善するだけです。

 

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