本当にフランチャイズは儲かるのか。疑問と成功法則を紹介します。

サラリーマンの人が「退職する」を考えたとき、転職ではなく独立を選ぶ人がいます。
特に40代以上のサラリーマン世代に多く、今までの社会人経験や冒険心、起業家的な視点が備わっているからこそ「独立」の道を選びたくなるのでしょう。
でも「独立」と一口にいっても、自分でビジネスをゼロから立ち上げるとなると、ちょっと大変です。
今まで勤めていた会社から仕事をもらうのなら、ただの「下請け」です。
じゃあ、どうするのが最も良いのかを考えたとき、浮かんでくるアイデアが「フランチャイズ」という選択。
「そうは言っても、フランチャイズって儲かるんですか?」
という声を聞くことがあります。
実のところ、フランチャイズは仕組みを理解していないと、
「儲かりません!」
そこで今回は、本当にフランチャイズは儲かるのかという疑問と成功法則について紹介していきます。
目次
1: 自分でビジネスをする最大のメリット
2: フランチャイズに付きまとう疑問とは
3: メジャーなFCなら成功できるのか
4: 必要なのは自分を俯瞰する力
5: まとめ
1: 自分でビジネスをする最大のメリット
どうしてサラリーマンという最高の「安定・安心」を捨ててまで独立をしたいのでしょうか。
その最たる理由は、こうです。
『自分でビジネスをすると、稼いだ分は全部利益』
サラリーマンで「1億円」の仕事を決めても、自分の給与が「1億円」にはなりません。
もしかすると、上手く立ち回った「仕事をしない同僚」の方が評価され、自分よりも高い給与をもらっているかもしれません。
だから仕事ができる人であればあるほど、
「サラリーマンのままで一生いたくない!」
「もっと自分の力で稼ぎたい!」
「オーナーになって理想の会社を作る!」
というような考えを持って、自分の中にある才能に気づき「独立」という多くの人が夢見ても、夢のまま実現しないことを選ぶのでしょう。
2: フランチャイズに付きまとう疑問とは
このような考えを持って「独立」を考えはじめると、いろいろな方法があることに気づきます。
その中でも、
「成功しているビジネスモデルを購入する」
フランチャイズという仕組みに目を向ける賢い人がいます。
ビジネスセンスがあれば、おわかりのとおりです。
すでに成功しているビジネスモデルを活用するということは、それだけ成功に近づけるということです。
そして、自分がいなくてもお金を生み出す仕組みが手に入るということにもつながります。
だから「フランチャイズ」というものは、魅力的ですし成功に近いビジネスであることは確かです。
しかし、ここで一つの疑問が出てくると思います。
そうです。勘の良いあなたならこんな疑問を持たれたことでしょう。
「どうして儲かる仕組みがあるのなら、本部は自分でもっと使わないのか」
これには理由があります。
その理由とは、こうです。
「市場の占有率を素早く高めたい」
言ってしまえば「場所取り」をスピーディーにやりたいのです。
現在のビジネスには「スピード」が必要です。
似たような商品やサービスは、あっというまにマネされます。
本家や元祖が存在しても、マネしたところが市場の占有率を高めると、それは確かな「ブランド」に成長します。
考えてみてください。
「MP3プレーヤー」を最初に作ったのは、どこでしょうか?
実は「アップル」ではありません。
しかし、アップルは市場の占有率を一瞬で高めたので、最初に作った会社よりも「MP3プレーヤー=アップル」というブランディングに成功しました。
これと同じで、フランチャイズの本部もビジネススピードを上げて、ライバルよりも先に市場を独占し、ブランドを確率することで成功しようとしているのです。
フランチャイズ本部は、自分たちの成功法則を販売することで、販売チャネルを増やし、市場での認知度を上げ、自分のポジションの場所取りをしているのです。
3: メジャーなFCなら成功できるのか
フランチャイズの合同説明会へ行くとわかりますが、大手コンビニにはいつも説明を聞いている人がいます。
これは「大手なら成功できる」というイメージがあるから、説明を聞いている人がいつもいるのでしょう。
では、この考え方は本当に成功への法則なのでしょうか。
少し聞いてください。
フランチャイズには成長する過程があります。
最初は本部だけです。
そして、本部の直系とも言える「直営店」が出てきます。
次に「ブランチャイズ加盟店」が出てきます。
ここまでが「初期段階」です。
この時期なら、まだまだ成長する余裕があります。
このときにはライバルも少ないですからね。
しかし、フランチャイズ加盟店が増えてくると・・・
サービスが「普通」になり、同じようなところは淘汰されます。
いいですか?
あなたの近所のコンビニを見てください。
あれは「初期段階」を超え「飽和状態」になっています。
ということは、メジャーになればなるほど、飽和状態に近づいているということです。
つまり、メジャーなFCだからといって「成功」が近いわけではありません。
また、サービスから得られる「利幅」も薄くなっている可能性が高いです。
考えればわかりますが、独立するということは「自分への投資」です。
ハイリスク・ハイリターンです。
4: 必要なのは自分を俯瞰する力
フランチャイズは確かにそれ自体「成功法則」です。
しかし、あなたの成功がどのようなことなのかを、きちんと知ったうえでフランチャイズを選んだ方がいいです。
例えば、「安全」と「利益」。
あなたはどちらを優先したいでしょうか?
「安全」を優先した独立なら「メジャー」を選ぶことでしょう。
「利益」を優先した独立なら「初期段階」のFCを選ぶことでしょう。
次にメジャーと初期段階のFCにおける、メリットとデメリットを紹介しておきます。
■メジャーなFCのメリット
- ビジネスの仕組みが完成されているので初めてでも安心
- 商品の開発力がある
- 広告も全国展開しているので知名度がある
- 社会的な信頼もあるのでお金が借りやすい
■メジャーなFCのデメリット
- 利幅が薄い
- ビジネスの寿命が短い
- 加盟店が多いので、場合によっては加盟店同士がライバルになる
■初期段階のFCのメリット
- ビジネスチャンスが多い
- これから本部と一緒にブランドを成長させられる
- 本部と一緒にビジネスを作っていく充実感
■初期段階のFCのデメリット
知名度が低いので集客に不安がある
ビジネスの仕組みが未完成なので振り回される可能性がある
5: まとめ
いかがでしょうか?
フランチャイズは儲かるのか?という疑問の前に、まずはあなたが優先したいことを見つめてください。
「安心」なのか「利益」なのか。
もっと他にも優先したいことがあるかもしれません。
「家族」なのか「働く時間」なのか。
「ビジネスをする場所」なのか「一人でビジネスをしたいのか」など。
ビジネスは長く続けて行くものですから、自分が「好き」と思えることでないとできません。
その為には、優先したいことを見極め、優先したいことを実現しながら、自分が「好き」だと思えるフランチャイズを選ぶようにしてください。
「利益重視で好きでもない接客を選んだ!」
こんな人は、1年目に廃業という現実が待っているでしょう。
「好きで仕事か趣味かわからない。」
こんなフランチャイズビジネスを選んでください。
それが成功法則であり、ビジネスが続けられる秘訣です。
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