パソコン教室のフランチャイズが儲からず高リスクな理由

      2017/11/30

パソコン教室のフランチャイズが儲からず高リスクな理由

今日はフランチャイズで開業するパソコン教室の

『不都合な真実』

をお話します。

2020年以降に義務教育の科目になると言われている「プログラミング」スキルがほしい。
シニア層が使いたい「パソコン」や「スマホ」「タブレット」のスキルがほしい。
主婦層が副業で稼ぎたいときに必要な「パソコン」のスキルがほしい。

こういった需要があるから

「パソコン教室のフランチャイズが儲かります」

という話を耳にすることが増えてきました。

しかし、この話は本当なのでしょうか?

目次
1: 本当に儲かると思えますか?
2: FCのパソコン教室は何故リスクが高いのか
3: そもそも本部はスキルがあるのか
4: FC以外でパソコン教室を開業する方法は?
5: パソコン教室で儲けたいなら割り切った経営
6: まとめ

 

1: 本当に儲かると思えますか?

あなたはパソコン教室のフランチャイズが、本当に儲かると思いますか?

まず、パソコン教室をフランチャイズで開業するときのケースを見てみましょう。

 

そこそこ名前が知られたフランチャイズ本部と契約する場合、開業には400万円以上の資金が必要になります。

この資金の内訳はというと、

  • 教室の仕様
  • 内装
  • 設備
  • パソコン
  • ソフトウェアのライセンス料
  • 教材

などなど。

一般的な英会話教室や学習塾と同じような内容になります。

もし、あなたがこれからパソコン教室を開業しようとするなら、最低でもこれくらいの資金が必要。でも、退職金や貯金していたお金を用意しても足りない場合もあるでしょう。

そんなとき、フランチャイズ本部は「融資」という切り札を出してきます。
これは当たり前のことで、フランチャイズ本部は、あなたに契約して「フランチャイズを購入してほしい」のですから、少しは無理してもらっても融資を勧めてきます。

そして何とか融資が通り、無事にパソコン教室を開業したら、すぐにガンガン儲かる・・・わけではありません。

毎月の固定費として

  • 本部へ払うロイヤリティ
  • 家賃
  • 光熱費
  • 広告費
  • 教材使用料
  • 機器リース代
  • 借入れの返済

最低でもこれだけを、売上があってもなくても、毎月払うことになります。

 

2: FCのパソコン教室は何故リスクが高いのか

毎月払う固定費は、コンビニやファストフード店でも必要です。

ここで気をつけておかないといけないことは、パソコン教室にはフランチャイズの名前で入会してくる人が少ないという現実です。

マクドナルドなら、名前だけでお客さんがやってきます。
ダスキンなら、知っている人が多いので電話も掛かってきます。

 

でも、パソコン教室の場合はというと、、、

現実的には、「紹介」「口コミ」がメイン。
他の集客方法としては、日々の地道な販促活動、ポスティング、折り込みチラシ、無料体験会などの営業努力。

正直なところ、パソコン教室を開業して、教室でジッと座っていても生徒は来ないと言うことです。

 

つまり、パソコン教室を「経営」していくためには、フランチャイズ本部のブランドを活用することができませんから、

『自力での集客活動』

これが必要になるんですね。

ここが他の業種のフランチャイズよりも、リスクが高いと言えるところでしょう。

 

3: そもそも本部はスキルがあるのか

パソコン教室を開業すると、あなたが頼ることになるのは「本部のアドバイス」です。

そして、本部からあなたにアドバイスをくれるのが、スーパーバイザー。

ここで注意が必要です。

 

スーパーバイザーが経営ノウハウを持っていないと意味がありません。
ただのサラリーマンでは「安定した環境で雇われているだけ」ですから、経営者の気持ちなんてわかりません。

さらに、スーパーバイザーにパソコン教室の講師経験があるのか。
講師の経験がないのに、あなたに生徒さんがよろこぶ講師スキルを提供することなんてできませんからね。

経営ノウハウがゼロ。
講師スキルもゼロ。

こんな人が「アドバイザーです」とやってきても、あなたのパソコン教室の売上に貢献してくれないことは明らかです。

でも、全員ではありませんが、こういう人がいるのも事実です。

 

4: FC以外でパソコン教室を開業する方法は?

「じゃあ、いっそのこと、自分で開業するか!」

と考える方もいらっしゃいます。

が、ちょっと待ってください。

 

もし、あなたが一人でパソコン教室を開業したとすると、教室の教材は誰が作成しますか?

学習のコースを誰が作りますか?

講師としてのスキルは、どこで身につけますか?

人によっては「書店で売っている市販の本を教材にしたらいい」と考える人もいます。しかし、これはあなたに「経験、スキル、資格」がないと、市販の本だけでレッスンするのは、かなりハードルが高いです。

たかが、エクセル。
たかが、ワード。
たかが、iPad。
たかが、プログラミング。

と思うかもしれませんが、他人に教えるということは、自分が理解していないと伝えることができません。

だから、パソコン教室を素早く始めたいなら、フランチャイズ本部が用意している教材を使うのが近道なんです。

 

5: パソコン教室で儲けたいなら割り切った経営

ここまでの話から行くと、儲けを気にしないならパソコン教室はフランチャイズで始めるのが早いことは間違いありません。

教材もありますし、講師に必要なことも教えてくれます。(ただし、それだけで稼げる確率は低いですが、簡単に素早く開業することは可能です。)

だから、、、もし、あなたがパソコン教室を始めて本気で儲けたいのなら、本部へ頼り切ったスタンスではなく、割り切った経営が必要になると思うんですね。

 

では、どんな風に割り切るのかというと、

「自分は経営者でセールスマンだ」

という割り切りが必要です。

 

パソコンが得意な、パソコンが好きな、技術職の講師ではいけません。

あなたの仕事は「お客を集める」ことなんです。教えることは二の次です。
極論を言うと、生徒さんの学習は、フランチャイズ本部が用意した教材で何とかなります。

仮に、何とかならない教材なら、そんな教材しか用意できない本部と契約したのが間違いです。

これくらいの気持ちでないと、フランチャイズのパソコン教室は儲からないと言えます。

 

だって、現実には、定額制月額5000円で、1ヶ月の通学回数無制限とかなんですよ。
それで個別カリキュラムなんですよ。

1ヶ月に50名の生徒さんがいたとしても

50名 × 5000円 = 25万円/月

ここから、ロイヤリティや借入の返済や家賃や光熱費という固定費を引き算すると。。。

あまり「儲かっている」とは言いにくい状態ですよね。

 

だから、「自分は経営者でセールスマンだ」と割り切り、ガンガン集客して売り込めるマインドに変えておく必要があります。

 

6: まとめ

パソコン教室を始める人は、元エンジニアが多いです。
または、ちょっとパソコンが得意な人。
または、自称パソコンに詳しい人。

基本的に技術肌なので、営業、セールス、経営、という部分を知らないことが多いです。

どうやって集客するのか。
どうやってリピートさせるのか。
どうやってもっと買ってもらうのか。

さらに、高額商品を買い続けてもらうのか。

このような知識を身につけ、自分は経営者でありセールスマンだという割り切りがないと、なかなか思ったように稼げないと思います。

また、ネットでは「Web集客」を利用すると簡単だとも言われていますが、Web集客はそれなりに時間かお金のどちらかが必要になってきます。

スタートアップと同時にWebから集客しようと思うと「お金」が必要。もしお金を掛けたくないのなら「時間」が必要になりますから、すぐに集客できることはほとんどの場合ありません。

あなたが本気でパソコン教室をフランチャイズで開業しようと思っておられるなら、

  • セールス
  • 営業
  • 経営

この3つの視点を教えてくれるフランチャイズ本部を選びましょう。
そして、教材がすばらしく、頻繁に内容が更新されるくらい気合いのある本部を選びたいですね。

 

関連オススメ記事

パソコン教室のフランチャイズを選ぶ時にやりがちな間違いを避ける方法

フランチャイズの独立でうまくいっている人が知っていることとは

仕事は自動的にやってくる?フランチャイズの独立で、こんな間違いの人が多いです!

 

 - フランチャイズの基礎, 独立・起業 , , , , , ,